連載:妄想爺やの春夏秋冬7

灯りを消した夜の部屋 故ティクネットハンへの想い

たまには夜、部屋の灯りを消して過ごすのもいいものだ

ランタンの灯りだけの部屋は、雰囲気がいつもと変わる

ジャズでも鳴らしながら、ハイボールでお家飲みをするのもオツなもの

インド風の香を焚くのもいい

テレビもつけないで、その空間を楽しむ

まあ、長くて2、3時間ほどの間だが

何をするでなく、考えるでもない時間、空間に浸るのもいいものだ

座禅を組まなくなって久しい

そう、頭の中を空っぽにして、今の今、只今に自分を置いてみる

知ることのできない自分が生まれる前の永遠と自分が死んだ後の永遠が、交じるか交じらない