「死刑にいたる病」を観てきた

エンドロールが終わり、劇場の照明が点いてもしばらく動けなかった。

映画を観て、久しぶりに困惑した感情を抱いた。意味がわからないのではなく、解釈に苦しむラストシーン。残虐でグロテスクな映像は、目を背けたくなる。R15指定しても良いくらい、

サイコパスをテーマにした映画は、その残虐さや陰湿さで観る人を怖がらせ、主人公が逃げる場面を主体とすることが多い。

しかしこの映画は、サイコパス犯罪者の優しい人柄に周りが巻き込まれていく。殺人犯役の阿部サダヲさんの「目」の演技力と、事件の真相を追う大学生役の岡田健史さんの迫力に引き込まれる。

殺人事件で弁護士が登場