有難さが湧かないのは一目瞭然

お気入りさんが
鈴木大拙氏の言葉を紹介されていた。

大拙氏というと禅で有名な方なのだが、
その精神は浄土真宗の他力と似通っていて、
紹介の文章にはそれがよく表れている。

「勿体ないとは何の事か。この感情を解剖してみると、
わが身を小さきもの、卑しきもの、限られたもの、
罪なもの、不足がちなもの、無価値なもの、
何ものに対しても当然これをわがものといい能わぬほど
仕方のないもの、などという思想が見つかる。
この思想が働いているときには、
何事があっても腹が立たぬ、不足をいわぬ、
しかして積極的には、
身分不相応の取り扱いでも受けたように、
どうも勿体な