破戒(はかい)


島崎藤村の小説『破戒』が映画化されました。
これまでに2度、映画化されてきた名作を60年ぶりに
前田和男監督が間宮祥太朗を主演に迎え映画化。


小説『破戒』は、1906年(明治39年)に
自費出版されて以降、根深い部落問題が論争となり
一時絶版ともなった、人権問題、社会問題の実態
を描き出した名作です。
主人公が差別問題で苦しみ葛藤する姿を描いた今作は、
出版から110年以上経った現代にも
訴えかける作品となっています。


戒めを破ると書く小説の題名『破戒』には、
「被差別部落の出身であることを隠し通せ」
という父からの戒めを守って生きてきた
主人