昔ある村に60才になったら山から捨てられる掟があった。
ある年父親が60才になるので息子が背負って出掛けた。
山道を登りながら後ろでポキポキ音がするので聞いた。
「おっとう!あれは何の音かいな?」
「お前が帰りに道に迷わないようにな!こうして・・・」
それを聞いて男は涙を浮かべ家に引き返すことにした。
家に着くと父親を床下に隠し3食を運んで過ごした。
ある日お殿様からお触れが出て難題を解けと言う。
「誰か灰で縄を編んで持参せよ!」
村人は誰も出来なかったので息子は父に聞くことにした。
「縄を海水に浸けて乾かしそれから燃やせば良い!」
殿様に真