「盛 夏」



 爽やかで清々しい夏というのを連想してみる

 その昔 ベランダに出れば
 海浜のように心地よい夏があった

 気温は40度近く 空は青く晴れ湿度は低かった

 帰省の予定が近づいている事を 残念に思った

 それほど気持ちが良かったのだ

 帰省して気温30度でも寒いと感じた

 母は笑っていたが 郷里はいつも通りの夏だった筈

 文芸「さいたま」に詩を投稿した夏で 掲載されたのは二度目となった

 『この猛暑にかかわらず投稿が多かった』とあったが
 心地良い夏の気候のせいだと感じた


    「盛 夏」


 白い砂浜に翻る 長い裾の服

 眩