高台にくっきり冴え冴え天の川



  < 朝の五時十五分
  赤い太陽が座っている私の目の高さにある

  今朝ははっきり 秋の涼しさを感じた >

 
 山登るほど流星の音すなり  対馬康子 純情

 落石を追ひて星飛ぶ夜の登山  河北斜陽

 天と地の一枚闇に星流る  つじ加代子

 青鷺吹かれむかし流星夥し  遠山郁好

 八月に火球飛ぶ深夜轟音も  アロマ

 高原の流星しきりなる夜かな  星野立子

 初秋や合歡の葉ごしの流れ星  正岡子規 初秋

 十和田湖に星飛びたりと便りせむ  阿波野青畝

 わが信濃触れんばかりに星飛びて  村松紅花

 ひゆんひゆんと鞭の音して星