信州の風に吹かれて



◇ 昨日は、終戦記念日で、戦没学生の絵を紹介していた。無言館は、絵の好きな学生の“遺書”としての絵画が残されている。吉永小百合が、詩の朗読をして、追悼をしていた。吉永小百合は、77歳だと思うが、髪は真っ黒。染めているのだろうが、きれいに着飾っていて、不自然ではない。平和を心から願っているのだろう、落ち着いた語り口に、テレビチャンネルを変えることができず、しばらく見続けた。信州は、満蒙開拓団の募集を精力的に行った地域でもあり、民間レベルでの大陸進出の水先案内人のような役割を果たしたが、他方、この無言館の保存維持のように、戦没学生の思い出を伝え続ける