49「銀河鉄道の父」 読書感想―2

 賢治は、妹トシを非常に大切にしていたようだ。トシが、更に進学し、東京の女子専門学校の進学し、寮生活をしていた。賢治の退職後、6ヵ月経ったころ、21歳のトシは結核となり、賢治は、東京での下宿先で看病に当たるが、やや回復した状況で、トシは、退学し、郷里へ戻り、療養生活を送るようになる。24歳の賢治は、人工宝石の仕事のプランを語り、トシは、兄に、作家になることを勧める。
トシは、それまでの成績が良かったことで、見込み点が付けられ、日本女子大家政学部の卒業証書を与えられ、帰京してしばらくして花巻高等女学校の教師に採用される。
賢治は、人造宝石のプランを父に