うな重に夏の新蕎麦セットかな



   《 やや蒸し暑く 少し眠い 》


 新蕎麦やいつも待たねばならぬ店  稲畑汀子

 新蕎麦を肴に旅の酒を酌む    小菅暢子

 新そばや飛白模様の小座布団 神蔵器

 新蕎麦やうすきみどりの一番粉  神蔵器

 新蕎麦や風の軽さに椀重ね  沼田巴字
 
 新蕎麦やからだ斜めに暖簾入る 加賀富美江

 新蕎麦の幟はためく道戻る  新保主

 新そばに六つの薬味真田郷  小林眞彦

 新蕎麦といふがもてなし鄙の宿 稲畑汀子

 コンビニの新蕎麦美味し茸入り  アロマ

 新蕎麦美味し『天せいろ