「和」の精神で強い心を作る「十七条憲法」

ひさびさに栃木の下野市石橋を訪れ、収穫を控えた田んぼの黄金色にほうべを垂れる稲穂が広がる中をあるいてきたが、日本の原風景は心に何となく安らぎをあたえてくれる。ここは、古墳時代から人びとが生活し、古墳や城跡など歴史のある日光街道の宿場でもあった。

そんな、一時も現実の世の中は何やらざわめいて、世の中ある種の誘導・洗脳によつて人心が右に左に揺れに揺れている。世の中必要に自分たちの都合のいいように物事を進めて行こうという策動が絶えず行われ、混乱を呼び起こす、そんな傲慢な人たちを戒めるために聖徳太子は、およそ人、私有れば必ず恨みあり、人に私心があれば必ず恨