茜差し霧纏うかに夕日中



 《 かなり前に買った七分袖のチュニックを引っ張り出して着た

  赤いチュニックで大柄の白い花があしらわれている

  チャコールグレーのスパッツも履いた

  一昨日にはキャミソールを着ていたのに )

 
 木々揺るゝことなく霧の揺れてをり 稲畑廣太郎
 
 霧消えて定刻に発つアナウンス 稲畑汀子 

 霧の中彷徨う如く歩を運ぶ  アロマ

 火口湖の霧晴れ上がり遠郭公 神山テル

 ケーブルカー発つ霧籠めの峰を指し 丁野弘

 霧とんでぱつとひろがるお花畑 三澤治子

 霧の山ホテルの鍵のスイスぶ