たえて紅葉のなかりせば秋の心は

作者を確認したくて、「世の中にたえてたえ桜のなかりせば」を検索したら、映画のタイトルだったのに驚いた。
知りたかったのは、在原業平が詠んだ和歌の「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」だった。
初めて、この歌を知ったのは、中学生の時だ。
ふざけて、「・・・女のなかりせば男の心・・・」と、替え歌を作った。

その時は、受験勉強の一環として覚えただけで、深い感慨はなかった。
ところが、毎日が日曜日の身分になると、その気持が良く分かるようになった。
春になると、鉢形城址にある氏邦桜の開花状況を、頻繁に見に行っている。
満開を確認す