連載:蕎麦の食べある記

奈良梨「そば処 ごうど」 ―地元に愛される田舎蕎麦―

初めて、「ごうど」を知ったのは、埼玉へ転勤して程なくの頃だから、40年近く前のことである。
長いだけで、利用した回数は精々10数回に過ぎず、今回は10年ぶりくらいだろうか。
小川町の奈良梨交差点の側にあり、いつ来ても繁盛していた記憶がある。
此の辺りは、川越児玉往還(川越街道)にあった宿場だ。

前日、息子の家に泊まったが、遅くまで飲んでいたので寝坊してしまった。
息子が会社へ行ったのは、おぼろげながら覚えていた。
朝餉を食べずに出て、寺に寄ってから帰路に就いた。
車で行ったときは、二日続きで墓参りをして帰ることが多い。

さすがに、