秋去りて冬来たりなば

雑木林の中に過ごして早13年、13回の四季の移り変わりを観られた幸せをかみ締めている。
冬の来訪の中で落ち葉を感慨深く見ている。
落ち葉は、毎年同じ順番で散っていく。桜は、そのイメージのとおり散際が潔く最早い一番バッターである。最後のとりは、山香ばしと言う春に黄色い花をつける木である。
その間に、楢、ハナミズキ、タモ、青膚、ブナと続く。
木ではないが、アケビは未だ黄色に染まっているが、しぶとく細い弦にぶら下がっている。大したものである。
やがて、全てが落葉すると自然に有機肥料となり自然に還る。
私、人間も自然の循環の中で何時かは自然の中に還っ