珈琲と紅茶

珈琲か紅茶かと言えば、私は珈琲派だ。
味がわかるというほどではない。
とりあえず、コーヒーメーカーは持っているが、ミルはない。
砕いたものを買ってきて、ポコポコやる程度である。
紅茶に至っては、ティーバッグ。
共に、それらしい味はするが、喫茶店のそれにはかなわない。

ちょうど私が高校生のころ、喫茶店が大流行りした。
たいして大きな産業もないこの街で、喫茶店の数だけは異様に多かった。
きとくな高校で、喫茶店の利用は禁止にならなかった。
「喫茶店にカノジョと入ること」
これが男子高校生たるもののステータスみたいになっていた。