講師生活奮戦記 VOL24(1985年)

ー前回からの続きー

1月の末、タケシ君の高校受験まで
あと1週間と迫ってきていた。
「よし、これでおしまいや。」
「先生、ありがとうございました。
英語だいぶ自信ついたわー。」
「短期間でかなりレベルアップ
できたなあ。
凡ミスだけ気をつけたらいけるよ。
他の教科も大丈夫?」
「はい、ちゃんと勉強してます。」
最後のレッスンが終わった。
体育と保健の講師をしてるのに
初めて英語の家庭教師を
任されることになって、
なぜか同姓同名のタケシ君の
高校受験を突破するという
人生がかかったプレッシャーを
共に感じる1ヶ月半