「転ぶな、風邪を引くな、義理を欠け」

岸信介の養生訓だが、母がまた転んだ。


昼食時に向かいに座る母の顔を見たらオデコにたんこぶがあり血が出ている。
「どうしたのよ?」
「外で転んだ。」と言う。
恥ずかしいのかはっきり言わない。
話を総合すると、私たちが買い物に行っている間に何かを探して、外のタイルの上で転んだようだ。

春には脱衣所で立ったまま靴下を脱ごうとして転んでタンスに頭をぶつけてケガをした。
(イスを用意してあるのに)
夏には草むしりをしていて立てなくなり熱中症になるところだった。
(留守中に)
そして今度はタイルに滑ったという。
(留守中に)