不思議なことに

吹雪の後、僅かだが気温が上がった。
それで路面の雪は半分溶けてグシャグシャ。

二階の上に積もっていた雪は半ば氷となったところで僅かとはいえプラスの気温に小躍りして滑り落ち、ズンと云う不気味な音と共に家を揺らす。

ウォークで履き慣れたスニーカーで外へ出た途端、思いっきり滑って危うく転びそうになった。
冬期間、滑って転ぶと無意識で反射的に手で身体を保護しようとするので、結果手首の骨折患者が増える。

スニーカーでツルツルの具合を再確認してから家へ戻り、数週間前に紹介された滑らないとテレビで紹介されていた靴に履き替えた。

少し高かった