核融合発電の近未来ー易しい物理のお話よ

 先の日記で核融合発電をするためには高温のプラズマを何らかの方法で一か所に高圧で閉じ込めておかなければならないということを記述しました。
核融合が発生するほどの超高温(数千万℃~数億℃)のプラズマを定常的に閉じ込めておく物質の容器は存在しませんので磁場の力を利用したり、慣性という自然の性質を利用しなければいけません。

 ところで、このプラズマという物質と現象は一体なんでしょうか?
実は身近にみられるものが存在します。
どこの家庭にも使用されている「蛍光灯」の内部は、まさにこのプラズマ状態であるのです。
蛍光灯の内部に封印されたアルゴンガスが