公民館短歌会 182 (1979)

 昨日も寒い日でしたが、予定通り今年初めての短歌会を開催しました。骨折で長く休まれていたHさんも回復され、お元気な姿を見せて下さいました。昨日とりあげた歌人は、福岡出身の幕末に活躍した大隈言道。10年ほど前、幕末は橘曙覧(たちばなのあけみ) を取り上げましたが、この歌人ははじめて。彼は、緒方洪庵など医師との交流があったため、こんな歌も作っています。

徒にわが身フルゴロオトガラス水に虫ある事も知らずて

 フルゴロオトガラスは、顕微鏡のこと。医師に顕微鏡を覗かせてもらったのです。

今月の一首

骨折と知らずに耐えし六日間七日目の夜救急車