ヒエーッをしなければ

見たくもない一面の銀世界。
爆弾低気圧が半日で作り上げた風景だ。

玄関からルンバの長靴が消えていた。
彼女は、思った通りに動いてくれない家族に見切りを付け、早くから一人で雪かきを頑張っているようだ。

朝食をとり、薬を飲んで腰痛ベルトを巻き、遅ればせながらスノーダンプを手に玄関から外へ。

やっと出てきた私を見てルンバは少し嬉しそうだが、でも除雪の8割は終わっていて、山のように積み上げられた雪を隣の空き地に運ぶだけ。

いつもより少し重い雪をスノーダンプに積み上げてはデヤーッと運ぶ。
積雪量は膝の高さ。ズボッと脚が埋まるので思った