銘柄選択の視点を考える

暦の上では春だが時より吹き付ける季節風に顔の皮が突っ張る寒さを感じる。それでも冬晴れの空はあくまでも青く澄んでいる。よく見るとハクモクレンの梢に蕾が確かに膨らんでいるのが見える。目を下に移すと黄スイセンが北風に震えながらも楚々と咲いている。そこに差し込む光は春の輝きと温もりを感じる。春は光からやってくることを実感させられる。

小川のせせらぎには蠟梅が微かな香りを放っている。中国原産だからであろうか別名「唐梅」とも言う。花びらが蝋細工の様な透き通った厚みがある。蝋月(旧暦12月の異称)即ち現在の1月ごろに葉の出る前に花を開くことからこの名前が付いたの