2月相場は「まだはもうなり、もうはまだなり」

10年に一度の大寒波が日本列島を襲っている。ここ大阪でも珍しくうっすら雪化粧、連日寒い日が続いている。そんな中でも散策路の陽だまりに梅の花が数輪咲いているのを見つけた。いくら寒くとも時期が来れば花を開く、自然の摂理に驚かされる。ちょうど一年前の日記にも書いていた。「梅一輪一輪ほどの暖かさ」芭蕉の弟子、服部嵐雪の句を添えて。

今回は芭蕉自身の句「梅が香に のつと日の出る 山路哉」 山道を歩いていたら、梅の香に誘われて、突然朝日が顔をだした。単純な情景に見えるが奥深さを感じさせる。芭蕉は全国行脚をされた様だが大阪にもあちこち句碑が建てられている(写真②