連載:古典芸能

鹿芝居『らくだ』(初代国立演芸場さよなら公演)

国立演芸場の2月中席は、金原亭馬生を座頭として、鹿芝居(大喜利)をやって来た。
噺家の芝居だが、頭の「はな」を取って、「しかしばい」と呼んでいる。
毎年、鹿芝居を楽しみにしているが、コロナ禍で中止していた。
今回、後半の5日間だけだが、3年ぶりに再開することになり、千穐楽のチケットを取った。

今回の演目は、落語でもお馴染みの『らくだ』だが、出演者を減らしてコロナ禍に配慮した。
配役は、丁の目の半次(金原亭馬生)、屑屋・久六(林家正雀)、大家・源兵衛(金原亭・世之介)、家主女房・くま(古今亭菊春)、職人・亀吉(金原亭馬治)、らくだ・馬五郎(金