今日は良いことをしましたね~!

昔話に七福人の出て来る物語があるがその中の一話。
おとうとおかあだけで子供の居ない貧しい家があった。
大雪の降った大晦日の夜に表で人の気配が聞こえて来る。
 「こんな寒い夜更けに誰でしょうかね~?」
おかあが出て見ると雪の中で七福人が空を見上げる。

大事な日に出雲へ行けなくなって困って居たのだった。
二人は大急ぎで傘と蓑を差し出したが3本では足りない。
納屋から古い蓑と破れた傘を見付けたがそれも3本だった。
そこで家中を探して汚れたワラの敷き物を差し出した。
最後に貰った神さまはそれを頭から被って出て行く。

二人は七福人を見送