連載:歴史を活かす力

一度の人生を使いきって生きる/宿無し弘文とジョブス

 アップル創業のスティーブ・ジョブズとエリート曹洞宗僧弘文との相性やガレージからの創業や禅堂創設でありし、シリコンバレーが共通する。

乙川(知野)弘文を語るものは、宿無し弘文とジョブスの取り合わせ通りとらえどころに宇宙の広がりがある。

悲しさ・寂しさの中に集中力を生むこと、自然な姿勢(座禅は人類が忘れた能力)やスマホのような異次元商品の開発を生んでいる。

スティーブ・ジョブズが「ハングリーであれ、愚直であれ」を体感できる空気もった「生涯の師」が、乙川弘文であった。

 曹洞宗本山永第78代貫主宮崎奕保(えきほ/1901-2008年)