連載:独自

著作権、その継承者(1855)

 今まで一度として書いたことのなかったテーマだ。およそ、wakohには、ほとんど無縁のものだ。だから取り上げるまでもなかっただけのことだ。
 念のため、その意味を、「広辞苑」によって簡潔に紹介する。
 「著作権」とは、”知的財産権の一つ。著作者がその著作物を排他的・独占的に利用できる権利。その種類は著作物の複製・上演・演奏・放送・口述・展示・翻訳などを含み、著作者の死後一定期間存続する。”とある。父の著作権の継承者ということになっている。
 父は、生涯学者・研究者だった。経済的には、恵まれることはなく、その学問に没頭した。
 父は1975年5月6