さんが書いた連載独自の日記一覧

会員以外にも公開

2024年元日に大津波とは(1955)

 2023年の大晦日を終え、いよいよ2024年の年明けを迎えた。  われわれ老夫婦は、誕生日を迎えると、wakohは93歳、家内は90歳、卒寿を迎えることになる。  それぞれ年相応の障害はあるものの、それでもwakohは杖なしで歩いているし、家内はデイサービスでのリハビリが奏功し、要介護1から要支援2に改善出来てはいる。  普段うっかりすると忘れがちにもなるが、二人とも、神様の見守りのうち…

会員以外にも公開

狂言三代:親子孫の芸の継承を観る―古典芸能への招待(1944)

 急に2つの日記を書いた。大相撲九州場所千秋楽を観て(1942)と、大相撲初場所予想番付(1943)がそれである。  そんなことに残り少ない時間を費やすのは如何にも間が抜けているようではあろうが、それがwakohの子どもの時以来の趣味であると言えば、致し方ないのかもしれない。  だが、日記本文のどこかで触れたように、昨日の内にではなく、一日ずれてしまったのも事実ではある。  どうしてか。N…

会員以外にも公開

臓器移植懇談会を想う(1934)

 今日10月29日の読売新聞一面トップの記事の見出しは「脳死臓器提供1000件に」がメインで、サブタイトルは「法施行26年 ドナー不足なお」となっていた。  医学者でもなく、医師ですらないwakohが92歳にもなって、どうしてそんなに関心を抱くのか。  それは一にかかって、亡父がそのことに深く関わっていたからである。そして父の公的生涯のフィナーレに深く関わるものだからである。  札幌医…

会員以外にも公開

wakohにとってのハローウィンの経験(1933)

 wakohがアメリカに留学したのは、1960年8月から64年までの丸4年間だった。そこでの経験は今になっても忘れえぬことが多い。感謝すべき思い出は尽きない。  今目睫の間に迫っているハローウィンに関しては、留学するまで、全く知らなかった。  留学した1960年には、その年9月にオープンしたGraduate Dorm(大学院寮)に入ることが出来た。勉学は無茶苦茶に忙しかったし、アメリカ人大学…

会員以外にも公開

電子キーボード(1923)

 タイトルを打った。今まで1900篇余りある日記に一度として登場したことのないタイトルのはずだ。  実は、書きかけたのだが、どういうわけか、消されてしまった。日記の趣意に反することなど、絶無のはずだのに。  もう一度、簡略化した仕方で試みてみようか。  wakohの仲良しだった2歳年下の妹が、さる6月26日亡くなった。90歳だった。悲しかった。寂しかった。6月29日通夜、翌30日葬儀だ…

会員以外にも公開

藤井七冠 最年少名人へ(1884)

 これまた旧聞に属することになってしまった。藤井聡太七冠が、渡辺明名人との第81期名人戦七番勝負の第5戦に勝利を収め、シリーズで4勝1敗となり、名人位を獲得したのは、去る6月1日のことだった。余りにも素晴らしい快挙に、ただただ驚嘆していた。  しかし、それを直ちに記すことはしなかった。全く別世界の出来事であって、wakohには、それを記すことは到底無理と思われたからであった。  もちろん…

会員以外にも公開

著作権、その継承者(1855)

 今まで一度として書いたことのなかったテーマだ。およそ、wakohには、ほとんど無縁のものだ。だから取り上げるまでもなかっただけのことだ。  念のため、その意味を、「広辞苑」によって簡潔に紹介する。  「著作権」とは、”知的財産権の一つ。著作者がその著作物を排他的・独占的に利用できる権利。その種類は著作物の複製・上演・演奏・放送・口述・展示・翻訳などを含み、著作者の死後一定期間存続する。”と…

会員以外にも公開

遂に出てきた『庭にくる鳥』(1847)

実は、去る2月9日、「庭に来る鳥と南天・千両・万両」(1841)という日記を書いたばかりである。  その直接のきっかけは、我が家に庭の南天・千両・万両の赤い実が、その順になくなっていき、それはおそらく鳥に啄まれてしまうのであろうと思ったからであった。その鳥を観たわけではない。  それとともに、『庭に来る鳥』という、素晴らしい写真集のことにも触れたのであった。だが、あるはずのその写真集は、探し…

会員以外にも公開

ある一日(11月27日(日)):大相撲は千秋楽;サッカーW杯はコスタリカ戦などなど(1806)

 wakohはここ趣味人倶楽部での日記は、思いついた時に何かのテーマで書いているだけだ。そのテーマは多岐に上り、その間には統一めいたものは何もない。だから、一体どんな日記か、人によっては取り留めもないとお思いであろうか。  日が過ぎてしまったが、11月27日の日曜日には、日記のテーマともなるような経験を、何種類もしてきた。そのここについては、改めて書くとして、その一日をどのようにして過ごし…

会員以外にも公開

日本、ドイツを破る―サッカー・ワールドカップ2022カタール大会(1805)

 サッカーは、世界的にみても、超人気スポーツの一つなのであろう。現在開催中の2022ワールド・カップ(W杯):カタール大会で、11月23日午後10時(日本時間)から、7大会連続7度目の出場となる日本は、ドーハでグループリーグE組で初戦に臨んだ。その初戦の相手は、優勝4度の強豪ドイツだった。  昨23日NHKでは、午後7時ころから、ずっとこのサッカー関連のニュースで持ちきりだった。如何に人気のス…

会員以外にも公開

wakohにとって「ハロウィーン」の経験は(1789)

 韓国ソウルの繁華街‣梨泰院(イテウォン)の路上で、10月29日夜、ハロウィーンを前に集まった多くの若者らが、狭い坂道で折り重なるように倒れて死傷した事故は大きな衝撃を与えた。1㎡あたり10人もが詰め込まれた状態だったとか。空気も吸えない、息も出来ないような状態だったとか。死者154人、負傷者149人という大惨事だ。死者は20~30歳代が殆どで、10代の人もいた由。外国人の犠牲者は、日本人の10…

会員以外にも公開

安倍元首相の国葬(1772)

 7月8日だったろうか、参院選の直前に、あろうことか安倍元首相が奈良駅前で、応援演説をし出してすぐに、元統一教会のために、その信者の母親が破産させられ、自らも兄弟も、大変な痛手を受けたことを恨んでいた男が、安倍元首相が統一教会と深いつながりのあることを知り、付け狙って、安倍元首相を警備の隙をついて銃撃し、死亡させたのは。  まさか、そんなことが、起こるなどとは想像もしたことがなかった多くの国民…

会員以外にも公開

見舞いに貝雛とは(1668)

 つい直前の日記に、弥生に雛祭りのことを記したばかりだ。ところが、今日、娘が、wakohの骨折を知って見舞に来てくれた。大きなリュックに、物がいっぱい詰まっているではないか。何とそれは、娘が苦心して創り上げた貝雛だった。  今やwakohの家はすっかり小さくなって、リビングは家内の介護用ベッドがすっかり塞いでしまっているので、飾る場所とてないのだが。  それでも、娘は家内と相談したりしながら、飾…

会員以外にも公開

「記者サロン」で聴く新訳『ガリバー旅行記』(1652)

 ほんの数日前、この「趣味人倶楽部」での日記で、「ガリバー旅行記:朝日新聞金曜夕刊連載を読んで(1648)」を書いたばかりである。  そこには、wakohが何故関心を持ったかなども書いてある。ところが、来週金曜日に、その最終回(84)が掲載されるのを前にして、「記者サロン」が開催され、訳者の柴田元幸氏をはじめ、関連の4氏による、さまざまな角度からの話し合いがなされるという。実は、wakohは今ま…

会員以外にも公開

生きているということは、自分がいかに無知であるかを知ることでもある(1650)

 たった今、タイトルを打ってしまった。まだ殆ど何の考えもないのに。  だが、90年半生きてきて、今更ながら自らの無知蒙昧であることを、思い知らされてきたことを、痛切に感じているのだ。   もう2年間以上、日本中が、いや世界中がコロナ禍に喘ぎつつある、けれども、wakohは新型コロナ・ウイルスによる感染症の本当のところはまるで分っていないままだ。  あるいは、たった今、北京で冬季オリンピックが開催…

会員以外にも公開

CASIO電子辞書の購入と、その顛末(1642) 

 wakohは歳の割りには、好奇心が今なお旺盛な方かもしれない。  暮れの内から、カシオ電子辞書の、大きな広告が朝日新聞にも、読売新聞にも出ていた。それとは別に、(株)ユーキャンからは、ココチモの商品として、同一の商品の案内が来ていた。  実は、今までにも電子辞書の前の版は、なんと3つも購入したことがあった。その割にはあまり活用もせぬままになってしまっている。  だから、購入しても、結局放置した…

会員以外にも公開

謹賀新年―2022年1月1日(1631)

 大晦日の日記を書こうとしていたのに、書けずじまいになってしまった。  そうこうするうち、新年を迎えてしまった。  その11時30分(p.m.)からはテレビ東京でのジルベスター・コンサートにハラハラしていた。  前以ては、そこでの曲目は全く知らぬままだったが、その一曲目に驚いた。昨年亡くなったばかりの「すぎやまこういち」さん―wakohにとっては、椙山浩一君―がそのトップに登場したからだった。3…

会員以外にも公開

大谷翔平選手、年間最優秀選手の受賞と聞いて(1613)

 米大リーグの選手会は28日、エンゼルスの大谷翔平選手が、選手間の投票で決めるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に輝いたと発表した。  スポーツ音痴のwakohは、今まで、一度として、大リーグはもとよりのこと、野球のことなど日記に取り上げたことは皆無だったはずだ。 それが、なぜ今初めてこの日記で少々なりとも書こうとしているのか。一口で言えば、感嘆したからだ。心からの祝意をちょっ…

会員以外にも公開

五輪は一体誰のもの:緊急事態宣言下での無観客開催とは(1568)

 オリンピックが2020年東京で開催と決定した時には、国民の多くは無邪気に喜んだ。そのスポーツの祭典を、世界のトップレベルのスポーツマンが競い合うのを期待して雀躍した。いろいろな競技に、観戦の申し込みをしても、容易にはチケットの入手も出来なかったらしい。それだけ人気が高かった。もちろん、年老いたwakoh自身は、それほどまでして観戦したいとは思わなかったけれども。  ところが、昨年1月から急激に…

会員以外にも公開

満89歳の誕生日を迎えて:未知との遭遇の連続(1361)

何時の間にか、満89歳の誕生日を迎えた。とてもそんなに生きられるとは、実は思っていなかった。今までの生涯を顧みると、思ってもいなかったことの連続だった。  wakohは以前は、自分は目標を立て、その実現を目指して行動しているつもりだった。  例えば、小学校に入学すれば、勉強に励んで、よくできるようになりたいと願い、その実現のために、自分なりの努力をしてきていたつもりだった。中学校にしてもそうだっ…