勤続34年目

「体に異常をきたさない限り、仕事は続けなさい。」
恩師からの真夜中の電話だった。

職場では、他業種者からのいじめ、それを見て見ぬ振りする周りの人間、上司からの嫌がらせに負けそうになっていた。
もう限界と思った朝、生まれと初めて
「仕事、辞めよう」
と、思った。
それから静かに辞める準備を始めていた。
それが 28年目を迎える前の事だった。
そんな時、恩師からの真夜中の電話だった。
恩師の大変だつだった頃の話を聞いて、もう一度頑張ってみようと不安ながらも奮起した。
真夜中の電話から 職場の異動が決まり、勤続28年を無事に迎えた。