通院の日
帰宅時間が、いつもよりかなり早く、得した気分だった。
膀胱の機能不全で、「導尿」を余儀なくされている。
泌尿器科は高齢者のたまり場のように、今日の社会を反映しているようだ。
お陰で医療のお世話になり、生きながらえている。
現代の文明の恩恵にあずかり、何とか古希を超し、再び年男をむかえている。
二か月に一回、約八、九週間に一度のお参りだ。
当日を前に、準備を怠らず、必要な道具や医薬品をそろえ、翌日に市内の総合病院へと向かう。
しかし、いつも思うのだが、待合室での時間が無駄にいるようで、たまらなくもったいない