たんぽぽ句会14回




背を伸ばし春野を共に一歩づつ   淡雪

母の雛今年も共にリビングに    淡雪

待ち合わす横浜駅や春の午後    陽清

飾られしロビーの雛に真向ひて   陽清

梅東風やパンダ見送る人の波    陽清

イヌフグリ地上の春の目覚めあり  夏生

白き鳥飛びたつすがたこぶしかな  夏生

雨の下ぐんぐん伸びよ土筆坊    巴琴

桜花匂ふ下には菫かな       巴琴




背を伸ばし春野を共に一歩づつ

ご夫君とともに、おそらくは支えながら春野を歩く作者の感動が「一歩づつ」に込められて読