連載:続々・大相撲

大相撲春場所千秋楽も終了、総括(1865)

 大相撲春場所は、昨3月26日千秋楽を終えた。何かと異例づくめだった。番付からしてそうだった。
 横綱・大関が一人ずつだけ。大相撲史上、初だった。しかも横綱照ノ富士は、大関から、両膝の故障・糖尿病などで、何と序二段まで転落。しかし、それから破竹の勢いで、復活を遂げ、ついには日下開山、横綱にまで上り詰めた時には、誰しもその快挙を称賛した。ところが、それから後、両膝の悪化などもあってか、5場所連続休場。横綱の特権に安住している有様。しかも、表立っては批判・ないし非難などの声は殆ど聞かれなかった。

 先場所優勝の大関貴景勝は、綱取りの場所と騒がれていた