まさに飛仙(by十二国記)が住みそう・・・「昇仙峡」と「仙娥滝」

  昇仙峡の名は中国の神仙思想に由来が有りそうだが、「仙」と聞いて思い浮かべるのは小野不由美さんの代表作「十二国記」だ。今の私達が住む世界とパラレルに存在する別世界を舞台としたファンタジー小説だが、そこには多くの「仙」と呼ばれる「人々」が登場する。十二国の王もその「仙」の代表格で、不老不死の肉体を得るが、それなりに責任も重く、国が傾くと、王を選び、同時に王を補佐する「麒麟」が病み、「麒麟」が死ぬと王も死ぬという約束事を持つ世界だ。

 十二国の中心には「蓬山」と云う山があり、王になりたい者はこの山を目指す。これを「昇山」と呼び、この山に居る麒麟が昇山