「十二国記」の日記一覧

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【読書】十二国記シリーズ

【読書】十二国記シリーズ 作者:小野不由美 ・魔性の子 ・月の影 影の海 ・風の海 迷宮の岸 ・東の海神 西の滄海 ・風の万里 黎明の空 ・図南の翼 ・黄昏の岸 曉の天 ・華胥の幽夢 ・丕緒の鳥 ・白銀の墟 玄の月  小野不由美さんという作家の名前は以前から知っていたが、作品を読んだのは今回が初めてになる。  以前、趣味人のお気に入りさんの一人に好…

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まさに飛仙(by十二国記)が住みそう・・・「昇仙峡」と「仙娥滝」

  昇仙峡の名は中国の神仙思想に由来が有りそうだが、「仙」と聞いて思い浮かべるのは小野不由美さんの代表作「十二国記」だ。今の私達が住む世界とパラレルに存在する別世界を舞台としたファンタジー小説だが、そこには多くの「仙」と呼ばれる「人々」が登場する。十二国の王もその「仙」の代表格で、不老不死の肉体を得るが、それなりに責任も重く、国が傾くと、王を選び、同時に王を補佐する「麒麟」が病み、「麒麟」が死ぬ…

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麒麟になろうと首を伸ばしていた少年は・・・「十二国記」最新刊(ネタバレ注意)

「 落胆と歓喜」「絶望と希望」のジェットコースター。そして、大団円。美味しところはあの、「麒麟になろうと首を伸ばしていた少年」が、全てカッサラッテ行った。   恐らく、史上類を見ない麒麟のNewtype!小野主上・・・、お見事!

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2019.11.14 十二国記

12の国を舞台に、物語が繰り広がれる「十二国記」 壮大な、ファンタジーの世界が繰り広げられるお話だ。 今回、18年ぶりに続編が出版された。 ファンは、それはそれは首を長くして待っていたのだ。 10月に2巻、次に11月に2巻が出版された。 「王」と「神獣麒麟」を中心に、物語は紡がれてゆく。 彼らが縦糸なら、そこに絡む横糸の人々 彼等を取り巻く風土と歴史。 物語の中では、蓬莱と呼ばれる日本、 が…

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小野主上!やっとこの日が。十二国記新刊「白銀の墟(おか)玄(くろ)の月」

 待ちにまった、この日が近づいてきた。  「十二国記」という小説には、その名の通り十二の国が存在する・・・、私たちの住む世界とはチョット違ったシステムで成り立っている世界だ。十二の国は十二の王国、それぞれの国の王は、最高の聖獣である麒麟が選ぶ。選ばれた王は麒麟と共に国政を担い、善政が行わればほぼ永久に王も麒麟も死なない。しかし、一旦、王が道を誤ると、国は荒れ、民は苦しみ、やがて麒麟が病に倒れる…

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「十二国記新作短編集」(小野不由美著)感想?

ここからは書き下ろしです・・・ 【青条の蘭】 森を守り、生態系を維持しようと必死の努力を続ける3人の物語。暴君が死に、新しい王が決まったばかり・・・・、国土はまだまだ疲弊している。この地は何処か?十二国記通には先ずここが、気がかりな点です。 ブナの森を再生するための「青条の蘭」・・・、この種を宿すために祈りを奉げる王は誰か?国が分かれば王が分かるという分けです。 勿論、途中でこの国の地名が出て来…

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「十二国記新作短編集」(小野不由美著)感想

先ず、雑誌掲載分は当時の感想を・・・ 2008/2/28 (木) 小説「丕緒の鳥(十二国記-新作)」(Yom Yom=新潮社) 例えば…スタンド裏の階段を登り、鮮やかな芝生の緑とオレンジのサポーター達の波を見た時… 例えば…澄んだ柝の音、重厚な清元の楽、そして勢い良く開く定式幕を見た時 そして…天を突く金波宮と裾に広がる堯天の街が目に浮かび… 当然の如く!「院子」に付く「なかにわ」…「府第」に…