12の国を舞台に、物語が繰り広がれる「十二国記」 壮大な、ファンタジーの世界が繰り広げられるお話だ。 今回、18年ぶりに続編が出版された。 ファンは、それはそれは首を長くして待っていたのだ。 10月に2巻、次に11月に2巻が出版された。 「王」と「神獣麒麟」を中心に、物語は紡がれてゆく。 彼らが縦糸なら、そこに絡む横糸の人々 彼等を取り巻く風土と歴史。 物語の中では、蓬莱と呼ばれる日本、 が…
ここからは書き下ろしです・・・ 【青条の蘭】 森を守り、生態系を維持しようと必死の努力を続ける3人の物語。暴君が死に、新しい王が決まったばかり・・・・、国土はまだまだ疲弊している。この地は何処か?十二国記通には先ずここが、気がかりな点です。 ブナの森を再生するための「青条の蘭」・・・、この種を宿すために祈りを奉げる王は誰か?国が分かれば王が分かるという分けです。 勿論、途中でこの国の地名が出て来…
先ず、雑誌掲載分は当時の感想を・・・ 2008/2/28 (木) 小説「丕緒の鳥(十二国記-新作)」(Yom Yom=新潮社) 例えば…スタンド裏の階段を登り、鮮やかな芝生の緑とオレンジのサポーター達の波を見た時… 例えば…澄んだ柝の音、重厚な清元の楽、そして勢い良く開く定式幕を見た時 そして…天を突く金波宮と裾に広がる堯天の街が目に浮かび… 当然の如く!「院子」に付く「なかにわ」…「府第」に…
新しい十二国記の短編集のなかにこんな折り込みが入っていました。 小野先生・・・、信じてます!