連載:読書など

ある読書:星野道夫『アラスカ:風のような物語』小学館、1999.(1869)

 wakohは元教員だ。読書はいわば当たり前だった。書籍は、堆くなっている。いわば本に囲まれての生活だ。書斎・書庫は言うに及ばず、・玄関ホール・リビング・寝室・廊下にまで満ち溢れている。その上、裏の2Kには、梱包したままの書籍類がいまだに何十箱もある始末だ。到底読み切れるはずはない。本の始末が、wakohの最後の課題となるのではなかろうか。子どもから、その本の整理のことを言われると、頭を抱えるばかりだ。

 そういうwakohなのだが、読書の質も、スピードも際立って落ちてしまっている。今や、読書もなかなかできずにいる。二紙(朝日と読売)をざっと目を通