姫様がやってきた

ボクの名前はラブ。
ラブなんて名前で呼ばれているが、恥ずかしながらオスだ。

ジュニア宅で一緒に飼われていた一歳年下のデンが亡くなって1年以上が過ぎた。

ボクはその寂しさにも慣れてきたように思うが、何とデンと同じような色の子供のワンコが突然家にやってきた。

どうやらボクよりもジュニアと奥さんの方が寂しさに負け、ボクだけでは我慢できなかったのか何処からか連れてきたのだ。それもボクのためにかメス犬を。

しかしだ、この小さなワンコは遠慮と云うのを知らず滅茶苦茶なことをする。
先輩のボクを無視して家の中をビュンビュン走り回り、昼寝をして