連載:読書感想連載

10番目『卵の緒』(瀬尾まいこ著)は、親子の絆はへその緒でも卵の緒でのない。それは掴みどころなくてとても確かなもの、と

「坊っちゃん文学賞を、僕の読書仲間の鬼丸智彦氏と同人委受賞して、鬼丸さんから紹介された瀬尾まいこ氏の受賞作『卵の緒』を読了した。
ー親子の絆はへその緒でも卵の緒でもないこと。 それは、掴みどころがなくてとても確かなもの。だいたい大切なものはみんなそうだ。 僕は何1つ繋がりのない妹、育子ととても仲が良い。
2023年5月19日読了。
*瀬尾まいこの『もう少し、あと少し』も、この『卵の緒』も、優しい表現で、ひとの、人間の本質を描いている。行って見れば、瀬尾さんのいう事、人間関係、人といいうものは成るほどと思うが、現実には柵が多く、人気関係は複雑である。