ただ懸命だったあの日

預かっていた孫娘を迎えにやって来た長女。
福祉介護士の仕事で、休日に仕事があるのもしょっちゅうで、
そのお手伝いにでもなればと孫を預かっているのだ。
もう40になるが、仕事と子育てに頑張っている。
赤ちゃんの時に大病を克服した彼女を思い出す。
私と妻の第1子で、
新婚間もない私たち夫婦は翻弄されたのである。
そんな未熟な夫婦を救ってくれたのは、
やっていた喫茶店の常連客。
飲食の会社を運営し息子も立派に育て上げた先輩女性だった……!

30数年前、妻の立場に立って書いた原稿は、
新婚間もない時期に葛藤した日々である。