レブンアツモリソウの群生地

 レブンアツモリソウは、アツモリソウの変種で礼文島の固有種です。アツモリソウの名前の由来は平敦盛が戦場で背負っていた母衣に似ているから付けられました。本来の母衣は赤系統の色でアツモリソウもやはり赤っぽい色なのですが、レブンアツモリソウは、クリームイエローの可憐な色をしています。

 物語の敦盛は美男子で描かれことが多く、源平合戦での熊谷直実との逸話によって悲劇の若武者像が作り上げられました。特に幸若舞(能や歌舞伎の原型)の「敦盛」は、信長が好んで舞った演目と言われ、歌詞にある「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」は、とても有名です。この