「父」がカウボーイなら?

「父」と言うほどの上品さはない「父」。
職人気質でガンコもんの「オヤジ」はユーモアなどなく、わたしが冗談いうと叱られた-男がヘラヘラしゃべるんねぇ、と。

とうぜん、家のなかは厳正、実直、おおまじめの、いや、くそまじめの空気が100パーセント。
そこから反対性格となったわたしはジョーク好きになり、アメリカにいたときは「日本人にしてはおもしろい」と言われた。

いや。
反対性格になるのではなく、親がおもしろくて、子のわたしもさらにおもしろい性格になっていたなら、わたしの人生もよりおもしろかったのではと想像する。
そのおもしろいオヤジのモデル