連載:お題の日記

8020

50まで、パイプ党でした。
パイプを吸っているのに、パイプが吸いたいとおもうほどでした。
吸い初めは、大学を卒業する時です。大学院を受験するとき、ゼミの先生に指導を受けました。先生は、いつもは紙巻きを吸っていましたが、研究室ではパイプでした。
大学院に合格した日、先生に報告に行った帰り道でした。
丸善に立ち寄り、本を見ていると、パイプが陳列されていました。そのうちの1本が、私を呼んだのです。
50でやめたのは、児童に悪影響があると言われたからです。禁煙外来のドクターでした。
「あなたが、パイプを吸っているのを児童が見たら、かっこいいと思うでし