ババウ ディーノ・ブッツァーティ  長野徹訳

作者自身が編んだ最後の短編集「難しい夜」の前半部分26編を訳出した短編集。どういうわけか後半部分の25編は「階段の悪夢」という書名で別の出版社別の訳者で30年まえに出版されている。

新聞の書評で知って図書館で借り出したが、短編の一つ一つが重いというか、あれこれ考えさせられたり、衝撃を受けたりして、読み終えられない。期限内に返却できなかった。読み飛ばすには惜しいので、新本を自分で買って読み切った。

このブッツァーティという人は、イタリア人で、ミラノ大学を卒業後大手新聞社で働いた人。今回初めて知ったがずいぶんたくさんの作品があるひとで、日本でも何