連載:映画日記

ヤンヨンヒ カメラを止めて書きます 

ヤンヨンヒのことは知らなかった。彼女のドキュメンタリー「スープとイデオロギー」の話題がツイッターを賑わせていたので、紹介されている本を入手して読んだ。

エッセイと書いてはいるが、彼女がドキュメンタリーをつくってきた背景を家族の歴史とともに描いており、久々に感動した。250ぺーぐくらいの本ではあるが、一晩で読み切った。また、「スープとイデオロギー」を見逃してしまったことを後悔している。

総連の活動家であった父と母の歴史を縦糸に、家族を取り巻く出来事を赤裸々に語っている。在日二世という特異な環境に置かれた家族でありながらも、その在り方に小生自身の