立秋を祝おう

旧正月に前後して立春がやってくる
どっちが先かで、「春になったのか、まだなのか?」と昔の人は悩んだようだ。

今ほど断熱効果の無い家の造りに加え、炭を燃やすぐらいしか暖房の手段が無い時代。
暗く寒い部屋では綿入れを着込んで、火鉢にあたるぐらいしか手段は無かった。
そんな冬の生活を送る中で、春の到来はどれほど待ち遠しいものだったか。現代の私達からの想像を超えるものだったろう。

旧正月はそんな寒さの中に見つけた「希望」のようなものを祝う行事なのだろう。
一方、立春は「一年の始まり」の意味が有り、八十八夜、二百十日など、日数の起点となる。ひた