NYの私立探偵、マット・スカダー・シリーズです。
このシリーズの魅力はハードボイルドの乾いた文体がリズム感よく続くことにあります。スカダーと登場人物との会話の味わいが心地よさを深めます。
特に、スカダーが事実婚をしている相手の娼婦、エレインとの知的でゆったりとした会話、アイルランドを旅行しているミック・バル―と電話で話すアイルランドとアメリカの文化比較、黒人の少年TJとの軽妙だがNYらしさを表現するやりとりなどが、小説の味わいを深めます。
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