気分が滅入る。自律神経失調症ぎみです。

夜中の3時、、携帯電話が鳴った。
携帯電話の音にに気づいたのは里美だった。

「電話なっとるでぇ」と鳴りっぱなしの携帯を熟睡中の俺のベッドに持ってきた。
たぶん里美は入院中の母親が心配で電話の音には敏感なのだ。
去年、母親が入院したので、親父の面倒を看ることとなり家に戻っていた最中に親父に死なれた。コロナであっけなく100年の歴史を終わらせた。
そんなこんなで母親の心配が大きく膨らんでいるのだろう。

俺も慌てて飛び起きて「誰から?」と訊いた。
「管理人さんからみたい。」と言いながら、なんだろう?と言うような顔で俺を見ている。