それからね

あの暑い日の午後、1時間も遅れてやっと約束の場に着いた。
私の長女と招待主の彼は散歩に出掛けていて留守。
彼らに着いたよとメッセージして近所の日陰の石塀に座って一服。
5分もすると彼等が戻ってきた。
家に招き入れられて早速氷入りの水をお願いし、ごくごく流し込んだ時の快感は、一言で表現するならば、、、快感そのもの。

招待主の彼は4年前急逝した次女の友達。
彼は家具、中でも椅子のデザインと創作に熱中、それをビジネスにしたいと考え、私もあれこれアドヴァイスもしたが、彼のデザインした椅子をどうやって大量生産するかで行き詰まってしまった。
そこで