詩を書いて爽やか午后のダージリン



 婚の荷の唐草模様爽やかに   東郷すみ江

 食うて寝て笑ひ爽やかなりしかな 高橋将夫

 秋の宵唯爽やかに更けてゆく  アロマ

 対岸のつぶさに見えて風爽やか  染谷晴子

 爽やかな器より箸付けにけり 中村恭子

 アカペラで「コロラド」の月爽やかに 大谷信子

 爽やかな風吹抜ける蕎麦屋かな  小野タマ枝

 誘はれて画廊めぐりの爽やかに  早崎泰江

 音読や「大きなかぶ」を爽やかに 鈴木照子

 爽やかに逆流したる隅田川  稲畑廣太郎

 樹の戦ぎ爽やか晩秋の空  アロマ

 爽やかに今