中江有里さん、阪神38年ぶり日本一に大感激。日本シリーズ現地観戦記「甲子園をしびれさせた湯浅京己投手の『夜間飛行』」

ネット記事から転載

読書好きで知られる俳優の中江有里さんが、日々のできごとや過去の思い出を、
1冊の本とともにふり返る連載エッセー。
日本シリーズを制覇し、38年ぶり2回目の日本一に輝いた阪神タイガース。
現地観戦した中江さんは、サプライズ登板で球場の空気を一変させた湯浅京己投手
の投球を、『星の王子さま』の著者・サン=テグジュペリの『夜間飛行』にたとえました。

11月4日の夜、私は知人たちと4人で西成の商店街を歩いていた。  
突然、斜め後ろあたりから声がかかった。  
「阪神、勝った?」  
声の主は、立ち並ぶ居酒屋の一軒か